2.26.2024

2/26/2024

先週末の大雨により再び洪水、ハイウェイ閉鎖でトラックなどが一時立ち往生



タリーといえば、バビンダと同じくクイーンズランド州内でもトップを争う降水量の多い地域として知られている。

どのぐらい多いって、街中に巨大な金色の長靴の像がたっちゃったりするぐらいには多い。

特にタリーからインガムにかけての地域は毎年雨季で大雨がふるたびにちょいちょい洪水でブルース・ハイウェイが通れなくなったりするものの、今のところこれに関してメジャーな措置が行われておらず、住民やハイウェイを利用する運送業者などが不満をつのらせている。

プロジェクトの詳細未だ決まらず…長期的な遅れに疑問と不満

クイーンズランド州北部の主要道路の洪水対策を迅速に強化する必要があると、同州選出の連邦議員が主張。しかし、クイーンズランド州運輸・主要道路局(Queensland Department of Transport and Main Roads = TMR)の報道官は、4,800万ドルの洪水路プロジェクトの「範囲・コスト・スケジュール」はまだ最終決定しておらず、連邦政府との資金交渉も開始していないと述べた。

ヒンチンブルック選出のニック・ダメット議員(MP Nick Dametto)は、12月の洪水直後、運輸大臣のバート・メリッシュ(Bert Mellish)氏に書簡を送り、タリーとインガム地区の「洪水耐性プロジェクト」(Flood Immunity project)の長期的な遅れに対応するよう求めた。

先週末、タリーは再び大雨に見舞われ、24時間で420㎜以上の降水量を記録し、クリークや河川が増水、道路が寸断され、住民や通勤者、トラック運転手が立ち往生した。

ダメット議員は書簡の中で、タリーにあるブルース・ハイウェイと交差するダラキー・ロードのアップグレードプロジェクトインガムにある芸アロック・フラッドウェイのプロジェクトが大幅に遅れていると述べた。

ダラキー・ロードのプロジェクトは過去7年にも渡って長引いています。プロジェクトは側溝が現場に運ばれるところまで進みましたが、残念ながら側溝は数ヶ月もの間ブルース・ハイウェイ脇で泥の中に埋もれてしまっています。

これらの「悪名高い洪水氾濫地」はコミュニティのメンバーを苛立たせ、地域の経済を悪化させている、とダメット議員は述べている。

これらのプロジェクトは、ヒンチンブルック選挙区だけではなく、北部のすべての地域にとって重要です。特に必要とされる時期に、重要な物資や輸送がストップしてしまうからです。
最近の道路封鎖は当然のことながら、いつこれらの2つのプロジェクトの建設が始まるのかとまっとうな疑問の問い合わせと不満をコミュニティに引き起こしました。

運輸・主要道路局の報道官は姓名の中で。2021年11月に「安全改善プロジェクト」を開始し、昨年末にゲイアロック・フラッドウェイの事業計画を完了したと述べた。

このプロジェクトは、この重要な区間での安全上の懸念に対処するものです。

と報道官は述べた。

TMRはハイウェイがゲイアロック・フラッドウェイで洪水の影響を受けた場合のコミュニティの苛立ちを理解しています。現在提案されている解決策は、広幅な車線中央分離帯の設置と道路のアップグレードを行い、特にゲイアロック・フラッドウェイでの洪水などの気象イベントの影響を軽減することを目指しています。
このプロジェクトは完全な洪水耐性を目的としたものではないことに注意することが重要です。また、湿地帯での工事であることを考えると、環境上の配慮もいくつかあります。

報道官によると、タリーでの作業は昨年12月に北部を襲ったサイクロンと洪水の影響を受けて停滞しているとのこと。

TMRは現在、利用可能な予算内でダラキー・ロードの洪水耐性アップグレードを進めるための選択肢を検討しています。しかしこのプロセスは、熱帯サイクロン・ジャスパーとその後の州管理道路網の緊急修理作業の影響により遅れました。

ダメット議員は先週の議会開催中、質問通告の形で道路の新著状況を運輸大臣に問いただした。

Far North MP Nick Dametto questions long-delayed road upgrades as Tully floods again | The Cairns Post

州都からはなれた地方ほど放置されがちなのはどこも変わらないようだ

因みにミウラも州政府のインフラ・交通・地域開発・通信・芸術省(長い)からブルース・ハイウェイの開発プロジェクト一覧のページ覗いてみたんだけど、プロジェクトの名前だけがズラーッと並び、実際に各プロジェクトの詳細を開くと殆どが中身は空っぽのまま。件のダラキー・ロードのプロジェクトも同様だった。

ゲイアロック・フラッドウェイについてはTMRのこちらのページから確認することができる。

12月の大洪水から既に2ヶ月以上が経ったけど、ウジャル・ウジャルを含む、特に被害の大きかった北部のコミュニティでは、未だに復旧作業が進まず住民が仮住居や電力の復旧のないままの生活を余儀なくされている地域もある。

つい最近はようやくDaintree方面への道が開通したばかりだ。

まあこの辺は保護対象となっている自然区域に囲まれてるのもあって、元々開発が進んでいないためにアクセスが非常に限られてくる。

自然を大切にするオーストラリアの文化は勿論すばらしいんだけど、せめてその限られたアクセスのオプションに関しては強固なものにしてほしいものだわ。

だって毎年雨季が来るのは変わらないんだから!

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