未だ熱波の影響弱まらず…今週末は一部地域で50℃超えも
乾季が明けてからというもの、特に年末から大雨に加えてオーストラリアに厄介な影響を及ぼしてるのが熱波!! ケアンズでも先月は1週間に渡って真夜中の外気温が30℃前後の日が続いたりで、これには流石に普段エアコンあんまり使わない派のミウラも、昼夜問わずガンガンエアコンとファン回してたよね。
ここ北クイーンズランドでは今月に入ってからしばらくは雨が降ったり止んだりで、湿度は高いものの平均気温は通常といえる。
とはいえ大陸の反対側、西オーストラリア州ではまだまだ熱波の影響が続いている模様。
パースとその周辺地域で記録的な暑さ
パースでは今週に入って11日から15日までの5日連続で、日中の最高気温が40℃を超える暑さとなり、1985年と2016年に記録された4日間連続を更新し過去最高記録となった上に、今後もさらに続くと予想されている。
気象局によると「西海岸の低気圧トラフが沖合にとどまり、南西風の冷たい空気を運ぶかわりに、すぐに再形成されてしまったという珍しい状況」なのだそう。
つまり、通常なら海岸から離れたとこにとどまって冷たい空気を運んでくれるはずの気圧の谷が、温暖化を含む気候変動の影響によってとどまることなく再形成された結果、風向きが変わり気温の上昇を促す原因となっていると考えられる。たぶんね。その辺の詳しい情報はその内気が向いたときに改めて気象局その他を見てみることにする。
またこの影響によりパースでは屋外でのイベントの中止、また熱中症患者の急増への対策と準備を行っているそう。
明日明後日は特に高気温に達する可能性
上記の低気圧トラフの状況とそれによってもたらされる東風の影響により、今週末にはGascoyne(ガスコーニュ)とPilbara(ピルバラ)を中心とした北西部の沿岸地域では今週末、最高気温が50℃を超える可能性があるほどの猛烈な暑さが予想されている。
これはオーストラリア観測史上最高気温記録に並ぶ可能性があるとか。
パースでは今日の最高気温は30℃程度と一時的に暑さがやわらぐものの、日曜日が最も暑くなるとみられる。
しかも来週もまだまだ暑いの続くっぽい
同地域では来週もこの熱波の影響が続く見込み。
アンバー・ジェイド保健相は「緊急通報への対応数が増えることが予想されることから、それぞれが自身の体調管理に気を配り、涼しく過ごし、年配の親戚などにも声をかけるように」と呼びかけている。
なおこの地域の指導気象観測所のネットワークがまばらなことから、最高気温が最高記録に達した場合でも公式に記録されない可能性もあるとか。Carnarvon(カーナボン)の気象観測所は沿岸部から近いため、日曜日に厳しい暑さに達するであろう内陸部の気温の記録はできないそう。
因みに公式最高気温記録は2022年1月13日のOnslow(オンスロー)と1960年1月2日のOodnadatta(ウードナダッタ)で観測された50.7℃だ。暑ぅ!!!
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