感染力が高く危険なウイルス、国際線の乗客から感染が拡大
低気圧の影響による大雨で昨夜はケアンズ(特に南側)の各地で道路が浸水してたねー。ちょうど夕方の一番雨が降ってた時間帯と満潮が重なってしまったというのも原因の1つだろうね。
路肩に停められた車が中々危ないところまで浸かってるのがあちこちで見受けられたけど、ケアンズで特に注意しなきゃいけないのは、満潮時に排水口から溢れてくる水に海水が混じってるということ。
大雨の水たまりの中に(わざと)勢いよく突っ込んで水しぶきを上げる車をよく見るけど、後で色々錆びつかないといいね!気をつけて!
こんにちはミウラです。麻疹は多分かかったことがないと思うんだけど、逆にかかってないことが心配になるよね!
メルボルン空港着の国際線で感染確認
感染者が搭乗していたと確認されたのが、エミレーツ航空EK408便ドバイ発メルボルン着のフライトで、今週2月14日22時50分から15日0時20分までの国際線ターミナル内と、15日13時30分から14時35分までの間に国内線ターミナル内が感染経路となっている可能性があると、保健局から注意が喚起されている。
ビクトリア州の最高保険責任者であるClare Looker博士は、
該当する日時に空港を利用した人は、症状に注意し、発症した場合には医療機関を受診して下さい。マスクを着用し、予め連絡を取って隔離してもらえるようにしてください。」
と呼びかけている。
先週にはシドニーでも
同様の事例が先週にはシドニー空港でも確認されており、ジェットスター航空JQ427便ゴールドコースト発シドニー着のフライトを利用した乗客が麻疹を発症した。この乗客は東南アジア旅行からの帰国直後だったそうで、旅行先だった地域では麻疹が流行しているとのこと。
麻疹の感染が確認されたこの乗客は、2月7日22時15分にシドニー空港国際線ターミナル2に到着、その後は市内のバス停やマッサージ店、タイ料理レストランを利用したと報告されている。
麻疹は感染性が高く、咳やくしゃみによって飛沫感染するウイルス性疾患で、肺炎脳炎など重篤な合併症を引き起こす可能性もある。
1966年以降に生まれた人で、麻疹を含むワクチンを2回接種した記録がない人、または免疫があることを証明するリファレンスがない人は、麻疹にかかるリスクがあります。
特にワクチンに接種乳児は感染リスクが高く、幼児、妊婦、免疫力が低下している人は重篤化のリスクが高まります。
麻疹ってどんな病気
麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる非常に感染力の高い病気。風邪のような症状とともに、全身に赤い発疹が現れるのが特徴。
因みに英語ではmeasles(ミーズルズ)というよ。念のために覚えておこうぜ!
麻疹の症状
風邪というか、インフルに発疹がコンボでついてくるみたいな非常に厄介な病気。
38−40℃の発熱、咳、鼻水が数日間続き、また目の充血やかゆみ、涙目といった結膜炎のような症状も。さらに加えて、顔や首から発疹が始まり、手足を含めた全身に広がる。通常は数日の後に薄皮となって剥がれ落ちる。
感染経路
主に空気感染で、ウイルス保持者の咳やくしゃみといった飛沫から感染する。また、感染者の鼻水や唾液が付着したものに触れることによる接触感染も起こりうる。潜伏期間は人により1週間から2週間ほど。
麻疹対策は予防接種が最も効果的
現時点で麻疹には特効薬がなく、一度発症してしまえば対処療法での対応に限られてくる。ただし、麻疹はワクチンの接種によって予防可能な感染症だ。これまでに予防接種を受けたことがない人でも、大人になってからワクチン接種によって免疫を獲得する事ができ、さらに抗体価があるうちに2回目の接種を受けることで、抗体価の再上昇(ブースター効果)を図ることによって、長期的な免疫の維持を得られる場合もあり、1度目に免疫を獲得できなかった場合でも、殆どの場合は2回目の接種で免疫を獲得できている。
因みに罹患者に接触してから3日以内であれば、ワクチンの接種で発症を予防することができる可能性もある。
日本では多分小学校とかでやる集団予防接種の中に含まれてると思うんだけど、まあそんな大昔のことなど覚えてるわけもなく…。今のところ罹ったことないから多分大丈夫なんじゃないかなと毎年麻疹のニュースを見るたびに思うものの、こうした予防接種で獲得される免疫はほとんどの場合は抗体価の有効期限が10年ほどだったように思うので、どちらにしろそのうちちゃんと免疫があるかどうか調べてもらったほうがいいかなとも思っている。
日本ではこの予防接種(特に集団予防接種)においては常々様々な議論がなされており、年代によって接種の義務や回数といったものがかわってくるので、ミウラみたいに覚えてない人は心配だったら検査してもらおう。
ついでにいうと世代別で見た場合、1977年(昭和52年)4月2日から1990年(平成2年)4月1日までの間に生まれた世代は1回接種法で、キャッチアップキャンペーン(2006−07年の大流行に際して08年に中高生を対象に実施された予防接種)の対象外だったため、免疫がついていない可能性が高く、最も感染の危険が高い世代なのだとか。
まさにミウラはこの世代なんだぜ!
なにはともあれ、今のところケアンズでは感染の報告は見られていないものの、旅行客も多い地域ということもあるので、日々の体調チェックを大事にして、気になる不症状や不調に感じる場合はなるべく早めにGPなどに相談しよう。
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