オーストラリアで次にまたオーロラが見られるのは？

次のオーロラを見逃したくない方へ

ただしこの辺（ファー・ノース・クイーンズランド）は　対　象　外

先月ソーシャルメディアを鮮やかな写真で彩り話題となったオーロラ現象。普段では見ることが出来ないような地域からも観測され話題となったが、観測可能地域にいながら見逃した人もいるだろう。では、次のオーロラ・ショーが訪れた際に観賞するチャンスを上げるには？

今年はオーロラの当たり年なの？

メルボルンの夜空がピンクや紫に照らされた。オーストラリアの人々は2024年中に何度かオーロラを観賞する機会があるらしい。

先月、世界中の数百万人が20年ぶりの最強の地磁気嵐を目撃し、空には緑、赤、紫、ピンク、黄色の鮮やかな色彩が広がった。眩い光景のほかにも、地磁気の変化による停電や電力インフラへの被害が懸念されたが、損害の報告はなかった。ソーシャルメディアは南オーストラリアからクイーンズランドまでの人々が撮影したオーロラの写真で溢れかえった。

では、次に夜の光のショーが見られるのはいつだろうか？そして夜空が劇的に変わる原因は何だろうか？

そもそもオーロラって何がどうなってるの

オーロラは、太陽が地球に向けて吹き込む電気を帯びた粒子の流れである「太陽風」によって引き起こされる。これらの粒子の大部分は地球の保護的な磁場によって阻止されるが、一部は北極と南極の磁場ラインに沿って進む。これらの粒子が大気中のガスと相互作用することで、美しい光のショーが夜空に現れる。

オーロラ・ボレアリスとオーロラ・オーストラリスは、同じ自然現象であるオーロラの地域による呼び名の違いだ。オーロラ・ボレアリスは北極圏（北極近くの地域）で見られるオーロラを指し、オーロラ・オーストラリスは南極圏（南極近くの地域）で見られるオーロラを指す。

そんな訳で、オーストラリアで見られるのは「オーロラ・オーストラリス」の方だ。まあ名前ですぐわかっちゃうと思うけど。

モナシュ大学の物理学・天文学のマイケル・ブラウン准教授は、先月の驚異的な光景の背後には、特に活発な一群の黒点があると説明する。