ケアンズで百日咳(Whooping cough)の警告
ケアンズ地域で百日咳の流行が過去最高に達している。
熱帯公衆衛生サービス(Tropical Public Health Services) は、特に赤ちゃんの百日咳(別名:パータシス) の症状に注意し、予防接種が最新であることを確認するよう親に呼びかけている。
1月1日以降、ケアンズ地域では60件以上の百日咳の症例が確認されており、年間平均の11件と比較して大幅に増加している。
熱帯公衆衛生サービスの代理ディレクター、アニー・プレストン-トーマス博士は、百日咳は非常に感染力の強い病気であり、特に1歳未満の子供に対して、制御できない咳や呼吸困難を引き起こすと述べている。
ここファー・ノース地域では、観光シーズンのピークが始まろうとしており、この病気が学校や保育所でさらに広がる可能性があるため、特に心配です。
と彼女は言う。
小さな子供を持つ親御さんは症状に注意し、心配な場合は医師に相談てください。我々の最優先事項は、生後6か月未満の子供を守ることです。
生後6ヶ月未満で完全に予防接種を受けていない赤ちゃんにとって、百日咳ははるかに重篤になる可能性がある。
百日咳による入院や死亡は主に生後6か月未満の赤ちゃんに発生する。プレストン-トーマス博士は、典型的な症状は持続的な咳であり、これは発作的に発生することがあり(しばしば息切れの「フープ(Whoop)」という音が最後に聞こえる)、感染者が咳やくしゃみをすることで広がると述べた。
百日咳の患者は、病気の最初の3週間または抗生物質のコースを受けるまで非常に感染力が強く、家庭内の乳児や赤ちゃんに病気をうつす可能性がある。
Whooping cough warning - Cairns Local News
百日咳とは?
百日咳(ひゃくにちぜき、英:Whooping Cough)は、ボルデテラ・パータシス(Bordetella pertussis)という細菌によって引き起こされる感染症だ。この病気は、激しい咳が長期間続くのが特徴で、特に赤ちゃんや幼児にとっては重篤な症状を引き起こすことがある。咳の発作が終わった後に「フープ」と呼ばれる息を吸い込む音が聞こえることから、この名前が付けられている。
百日咳の予防
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予防接種:百日咳の予防には予防接種が最も効果的だ。子供には定期的に予防接種(DPTワクチン:ジフテリア、百日咳、破傷風)を受けることが推奨されている。予防接種スケジュールに従い、必要な時期に適切なワクチンを接種することが重要だ。大人も追加接種を検討すべきだ。
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衛生管理:感染者と接触しないようにすること、特に咳やくしゃみをする人からは距離を保つことが重要だ。手洗いや消毒を徹底し、感染のリスクを減らすことが推奨される。
百日咳の発症後の対処
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早期診断と治療:百日咳の症状が見られたら、早期に医師の診断を受けることが重要だ。診断後は、医師の指示に従って適切な抗生物質治療を受ける。抗生物質は感染の広がりを防ぐのに効果的だ。
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家庭でのケア:患者は安静にし、十分な休息を取ることが大切だ。咳の発作を和らげるために、室内の空気を加湿することや、冷たい飲み物を避けることが推奨される。
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感染拡大の防止:感染者は病気の最初の3週間または抗生物質治療を受けている間は他人との接触を避けることが重要だ。学校や職場に行かず、感染を広げないように努める。
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赤ちゃんの保護:特に生後6か月未満の赤ちゃんは予防接種が完了していないため、感染リスクが高い。家族全員が予防接種を受け、赤ちゃんと接触する前に手洗いや消毒を徹底することが推奨される。
百日咳ってほんとにツラいんだぜ
因みにミウラも観光業時代に百日咳にかかったことがある。日本で百日咳が大流行していたらしく、どうやらツアー客からもらってしまったようだ。
バスという完全密室で接客する業務特質上、そういうのもらいやすいんよね!
なんか咳っぽいから始まったと思ったら、一日二日であっという間に悪化してもう咳が止まらないったらありゃしない。百日咳のピーク症状で一番ツラいのは、一度咳が出始めたらしばらく止まらないところだ。連続した咳が続き、肺の中の空気を出し切るところまで行き着くと、今度は胃の中身まで出てくる始末。 その上息苦しさから無理やり息を吸い込むと、「リチャージ確認★」とばかりにまた吸ったばかりの息が咳として排出されていくの無限ループが続く。
それがひっきりなしに続くので、咳に殺されるかと思うよね。
そんな状態がピークを超えても一週間以上続くとなると、体力のない幼児や高齢者が入院もしくは死亡に至る病気であるのも理解できる。
実際、ミウラも当時は咳のせいで肋骨にヒビ入ったか炎症起こしたかで、寝ても立っても、息を吸っても吐いても常に肋骨が痛いという、踏んだり蹴ったりな状態だった。
とにかく百日咳はインフルで光熱出すのと同じぐらいか、それ以上に(長く続く分)体力的にツラいので、気をつけて欲しい。
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