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2.20.2024

スーパーの「偽特売」にご用心!

消費者団体CHOICEが主要なスーパーマーケットを対象にした調査結果を公表

Steve Buissinne on Pixabay


スーパーに買い物に行くと、ついつい予定になかったものまで買ってしまう上に、本来買う目的だったものを買い忘れて帰るという失態をよく犯すミウラです。

最近はことごとくオンラインのデリバリーサービスに頼り切ってるよ。よく配送料について聞かれるんだけど、毎回買い物するたびにミウラが目的もなく各アイル(売り場)をウロウロした結果に、買い物かごの中に収まる無駄な買い物に消費される金額を鑑みた場合、価格が固定の配送料とか大したもんじゃないなという考えに至った結果だよ。

あとオーストラリアのスーパーの店内がクソ寒すぎて毎回半分ぐらいで買い物を諦めそうになるからだよ。

ちなみにミウラはスーパーの特売とか値引きとか大好きだけど、自分の欲しい物が明らかに安くなってるときに限りね!

頻繁にスーパーに買い物に行く人ほどやっぱりこういった特売情報とかポイント増量キャンペーンとかには敏感になると思うんだけど、実際スーパーで ”Special” のタグがついているにも関わらず、ペラっとめくってその下にあるタグを見てみると、実は元の値段と同じじゃねぇか… みたいな経験はないだろうか。

そういったスーパーマーケット業界における 「特売のトリック」 をオーストラリアの消費者団体が調査した結果が公表された。

「ずさん」で「紛らわしい」特売が数多く見つかっていると報告

オーストラリアの大手スーパーマーケット2社、Coles(コールス)とWoolworth(ウールワース)を対象に、消費者団体CHOICE(チョイス)が調査を行った結果を公表した。

CHOICEとは?

消費者教育と保護を目的としてオーストラリアで活動する独立した非営利団体であり、消費者の権利や利益を養護するための情報提供やキャンペーン活動を行っている。

今回の調査では、80%以上の買い物客が各スーパーマーケットの特売やプロモーションについて、実際にホントに割引でお得なのか判断しにくいと感じていることがわかった。

CHOICEが指摘するスーパーマーケットの「偽特売」の手口には、以下のようなものがある。

  • 「ビフォー/アフター」の価格表示
    スーパーマーケットは、過去の意図的に高い価格を基準に「割引」を表示していることがある。実際には過去に商品(の通常価格そのもの)がもっと安かった時期があったにも関わらずだ。

  • セール価格が以前の価格と同じ
    「Special(特売)」と表示されている商品をよく見ると、元の価格と現在の価格が同じであることがある。これはミウラも実際に何度か見たことがある。

  • 特売ではない商品に紛らわしいラベルが付けられている
    「While stocks last(在庫なくなり次第終了)」「NEW(新商品)」「Introductory price(導入価格)」といったラベルは別に特売を意味する訳ではない。またウールワースでよく見かける「Low Price(低価格)」タグは、単純に元からその価格であるものの、あたかも安くなっているように誤解を招きやすい。

  • メンバー限定価格による締め出し
    ロイヤルティープログラムに入っているメンバー以外が割引や特売を受けることができない。

CHOICEはこのような「偽特売」は消費者を欺き、不当に利益を得ようとする行為だと批判した。

ロイヤルティプログラムについては、個人的にはまあそういうもんだと思ってるけど、増えてくると管理がめんどくさいよねホント。財布を持ち歩かないミウラは、使う機会があるものは全部アプリにまとめて登録しているよ。便利だよ。

新しい規制や規則の導入を

こうした「紛らわしい」特売の手口から消費者を守るために、CHOICEは対策として、新しい規制や規則の導入を求めており、特にスーパーマーケットが透明性を提供し、公正な競争を確保するための手段が必要だと主張している。

CHOICEは、提案する対策として以下を提示した。

  • スーパーマーケットは、過去3ヶ月間の最低価格を基準に「割引」を表示する義務を課す。
  • 特売価格を設定する根拠を明確に示す。
  • メンバー限定価格だけではなく、すべての買い物客に同じ割引を提供する。

また、消費者自身が賢く買い物をするために、以下の点に注意するよう呼びかけている。

  • 商品の価格をよく比較する。
    特売だからといってすぐに飛びつかず、他の商品の価格と比較する。
  • 「Was(変更前)」の価格表示を鵜呑みにしない。
    過去に商品がもっと安かった時期があったことも念頭に置く。
  • ロイヤルティプログラムに加入する前に、メリットとデメリットを比較する
    メンバー限定価格だけではなく、年会費などのデメリットも考慮する。

CHOICEは、今後もスーパーマーケットのこうした同様の問題について調査を続け、消費者の権利を守るために活動していくとしている。

When is a supermarket special not a special? Here are the top industry tricks - SBS News

CHOICEについて

CHOICEは、1959年に設立されたオーストラリアの非営利団体。消費者の権利を擁護し、製品やサービスのテストや調査を行うことで、消費者が賢明な選択をできるように支援することを目的としている。

主な活動は、製品やサービスのテスト、消費者の権利を守るためのキャンペーン活動、ウェブサイトや雑誌を通じて、消費者に役立つ情報提供を行うなど。

CHOICE

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