元サイクロン"リンカーン"が再発達の可能性？

NTに洪水被害をもたらしたEx-TCリンカーン、WAに入り再発達の可能性

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先週末オーストラリアのトップエンド、カーペンタリア湾南部に上陸し、周辺地域に洪水被害をもたらした 元・熱帯サイクロン”リンカーン” は、現在進路をさらに西へ海岸に向かって移動中。

この低気圧の尻尾みたいなのがこちら北部クイーンズランド地域にまで伸びたことによって、先週末（特に土曜日は）ケアンズでも夕方から夜にかけてかなりの量の降水量だったね！

気象局によると、元リンカーンは昨日2月19日月曜日の遅くにHalls Creek（ホールズ・クリーク）付近で州境をこえて、Kimberley（キンバリー）地方を西北西に移動中。今週半ばに海岸線を越える見込みだが、その進路上に大雨、強風や突発的な洪水被害をもたらす可能性がある。

海岸線を越えたあとに再び勢力を強める可能性

このシステムは週半ばまでに海岸線を越える見込みだが、南下するについれて勢力を増し、再び熱帯サイクロンに発達する可能性もあるとのこと。

気象局は、今週末までにExmouth（エクスマウス）付近で強い熱帯サイクロンとして海岸線を越える可能性も示唆している。

先週の水曜日（2月14日）にカーペンタリア湾南西部にサイクロン警報が出され、先週末までの数日間の間にノーザンテリトリーに大雨をもたらしており、一部地域では24時間の降水量が100㎜を超えた。またこの大雨の影響によりBurketown（バークタウン）などを含む一部の地域では住民が避難している。

Lajamanu（ラジャマヌ）からホールズクリークにかけての地域では大雨警報が発令されており、6時間毎の降水量が最大100㎜に上り、突発的な洪水が発生する可能性も。

ノーザンテリトリーの北部Tanami（タナミ）地区と南部Gregory（グレゴリー）地区では今日明日（20日・21日）にかけての間、この大雨による洪水に備える必要があると呼びかけている。

また、Bonaparte（ボナパルト）海岸河川、カーペンタリア海岸河川、中央内陸河川地域の一部で洪水注意報発令されている。この警報は西オーストラリア州のキンバリー地域にも拡張されており、Fitzroy Rivers（フィッツロイ・リバー）とSturt Creek（スタート・クリーク）地区も含まれている。

クイーンズランド州内の一部地域でも警報が継続中

この元サイクロン”リンカーン”による大雨の影響で、北西クイーンズランドの一部地域でも、洪水警報が引き続き発令中だ。

対象となっている河川はDiamantina（ディアマンティーナ）、Nicholson（ニコルソン）そしてFlinders（フリンダーズ）河川域が含まれている。

Looks like Lincoln has more in store and may redevelop into cyclone - InQueensland

因みに現在発令中の各警報、注意報などの一覧は気象局（BoM）のNational Warnings Summaryのページから見ることができるので、自分の住んでいる地域とその近辺についての情報はそちらからチェックしてみよう。