TasmaniAi：AIアートを超える本物のアーティストによる創作体験

ChatGPTを始めとするAI（Artificial Intelligent：人工知能）をベースとした生成ツールが有名になり、一般的に普及し始めた。

本物とも思えるような静止画や動画を生成できるプラットフォームの登場により、ちょっとした問題になったり、各種創作活動家の間で議論が巻き起こったりと、最近話題に事欠かない。

かく言うミウラもちょっとした調べ物にはよく使う。例えばウィキペディアに長ったらしく専門用語満載で書かれた何かしらの説明も、「専門知識がなくてもわかるように、要点をかいつまんで」まとめてもらったりとか。

さてそんな生成系AIをつかった創作活動が流行ってるけど、タスマニアから時代の逆を行く（でも流行りには乗ってる）コンセプトのキャンペーンが施行中だよ！

タスマニアが産んだ革新的なアートプロジェクト

AIアートが話題を集める中、タスマニア観光局は、AIとは異なるアプローチで人々の創造性を刺激するプロジェクト「TasmaniAi」を発表した。

TasmaniAiは、生成AIを利用するように、ユーザーが自由に想像したイメージをプロンプトとして入力すると、それを元にタスマニアの才能あふれるアーティストたちがそのイメージを作品として具現化し、しかも無料で送付してもらえるという画期的なサービスだ。

AIアートを創作する際のコンセプトはそのままに、タスマニア観光局が「ロボットができることなら人間もできる（ある程度は）」ということを証明するために結成されたアーティストチームが、ユーザーの相続力豊かなプロンプトを作品化させる。

ちなみに応募制で、選ばれたもののみが作品化される。

TasmaniAiに参加するアーティストは、画家、コラージュ作家、デジタルクリエイター、スケッチ作家、陶芸家など、多様な分野で活躍するスペシャリストたちだ。

彼らは、AIが生成する画像とは一線を画す、手作りの温もりと独創性溢れる作品を生み出すことに情熱を注いでいる。

2Dの画像はコンピューター上で簡単に作れるけど、陶芸みたいな3Dの作品は流石にAIには無理だからね！おもしろそう。

TasmaniAiの魅力は、ユーザーの想像力が唯一の制限であること。

風景、人物、動物、抽象的なイメージなど、どんなアイディアもプロンプトとして提出することができる。アーティーストたちは、ユーザーの創造性を最大限に引き出すために、それぞれの解釈で作品を制作する。

またTasmaniAiは、単なるアートプロジェクトにとどまらず、タスマニアの豊かな文化と創造性を世界に発信する試みでもある。美しい自然、歴史、人々の暖かさなど、タスマニアの魅力が作品を通して表現される。

タスマニアは、オーストラリアで2番目に人口あたりのアーティスト数が多い文化的なホットスポット。美しい自然と独特な文化は、アーティストたちの創造性を刺激し、様々な作品を生み出す源泉となっている。

タスマニア観光局CEOのSarah Clarke（サラ・クラーク）氏はこのプロジェクトに込めた思いを次のように語った。

TasmaniAiを通じて、私たちは世界に即時性が常に優れているわけではないこと、立ち止まって考え、職人技を称賛することの喜びがあることを示しています。これはタスマニアの生活様式に不可欠なものです。

TasmaniAiは、AI技術と人間の創造性を融合させた革新的なプロジェクトだ。ユーザー参加型の創造体験、多様なアーティストによる作品、そしてタスマニアの魅力発信など、TasmaniAiはアートとテクノロジーの未来を拓く存在となるだろう。

見事選ばれた作品は、完成後にユーザーに無料で郵送される。

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