QLD州のデジタル免許証アプリの登録とQIDとQGov
最近はホントもういろんなものがデジタル化されて、今までみたいに直接サービスカウンターに足を運ぶことなくできることも増えた反面、サービスごとに色々アカウントを作る必要があるためにそれはそれでめんどくさい。
いや、アカウントを作るその最初の1回だけなのはわかってるんだけど、その最初の手間が面倒で結局デジタル化の利便さを享受できていないケースも多い。
特に英語でダラダラと質問事項が並んでると余計にね!
とはいえ、やはりよく使うサービスなんかはスマホ1機にまとまってた方が圧倒的に便利なのは間違いない。
忘れ物も減らせるしね!
そんなわけで、カバンの中身はできる限り減らしたい 派のミウラが、今回デジタルライセンスの登録をやってみた過程をシェアするぜー。
クイーンズランドデジタル免許証
そもそもどういうものなの
クイーンズランドデジタル免許証(Queensland Digital Licence = QDL)は、スマートフォンやタブレット端末に保存できるQLD州の運転免許証・写真つき身分証明書・レクリエーション海洋免許のデジタル版。
スマホのアプリに一括して保存できることによって、
- 物理的なカードを持ち歩く必要がない
- 紛失や盗難のリスクを低下
- 警察やボトルショップといった身分証開示の認可を受けた機関・サービスで簡単に提示できる
- 免許証の情報が最新の状態に保たれる
- 環境に優しい
といった利点がある。
デジタルライセンスの使い方
まずは各ストアからQDLのアプリをダウンロード。
iOS版とAndroid版がそれぞれリリースされているので、どちらのデバイスでも利用が可能だ。こちらのページからもアプリストアへのリンクを見つけることができるよ。
QDIログイン・登録
アプリが立ち上がると、まずはQDIでのログインが必要となる。持っていない場合はここからサインアップの手順へと移行するんだけど、QDIについては後述するよ。
ログイン後、メールアドレスの登録が済むと、登録したアドレスに承認コードが送られてくるので、この承認コードを入力すればライセンスの登録画面にうつる。
ライセンス情報の入力
このアプリを使ってデジタル化できるライセンスは以下の通り:
- Drivers Licence(運転免許証)
- Photo Idetification Card・Adult Proof of Age Card(写真つき身分証明証・成人済み証明証)
- Marine Licence(海洋免許)
登録したいライセンスを選んで、必要な情報を入力する。
本人確認
次の画面では、本人確認用書類の情報を入力する必要があり、
- オーストラリアのパスポート
- 出生証明(Birth Certificate)
- 有効なビザを持つ海外発行のパスポート
- 市民権証明書(Australian Citizenship Certificate)
から選んで詳細を入力する。市民権持ってない日本人移民のミウラの場合は、日本のパスポート。
お疲れ様でしたあと一歩
すべての情報入力が終われば、多要素認証のための携帯電話番号を登録に移るので、番号を入力してテキストで送られてくる使い捨て承認コードを入力すれば、登録作業自体は完了する。
リカバリーコードを忘れずに保存しておこう
登録作業が完了すると、自分専用のリカバリーコードが表示される。
これは、もし登録に使用したデバイス以外からログインする場合に必要となるらしいので、コピーを取ってなくさないように保存しておこう。
あとはアプリにログインする用のパスワードを設定すればすべての作業が完了し、アプリからいつでも登録したライセンスを表示することができる。
必要な書類をあらかじめ手元に用意しておいたらラク
ビザの書類みたいに数ページに及ぶ長ったらしい各種問答が続くわけではないので、必要な書類さえ予め手元に用意しておけば、10分もかからずに登録は完了するよ。
- 登録したいライセンス
- 本人確認のために必要な身分証明証
をアプリを開始する前に用意しておこう。
QDIとQGovID
そんで、このデジタルライセンスの登録にあたって真っ先に必要になってくるのが、Queensland Digital Identity(QDI) というものなんだけど、なにそれそんなの持ってねぇよ となっても大丈夫。
アプリを開くととりあえずまずはQIDの登録から始めることができる。
因みに前回のミウラは、この表示が出てきた時点で「めんどくせぇ…」ってなって即アプリを閉じた。ライセンスを登録するためのライセンスて。
あとややこしいけど、このQDIはQGovのアカウントとはまた別物なので注意が必要だ。QGovのアカウントを持っていても、こちらはこちらで別途登録する必要がる。
どちらもクイーンズランド州政府が提供する本人確認サービスではあるもののの、それぞれの用途が異なる。
Queensland Digital Identity(QDI)
QDIはデジタル証明書を使用して、オンラインで政府のサービスにアクセスする際に利用できる。銀行や政府機関など、既存のプロバイダーとリンクする必要がる。
リンクできるサービス
- Centrelink
- myGov
- Queensland Health
- Queensland Revenue Office
- Queensland Transport
- State Library of Queensland
QDIのメリット
- 安全で便利なアクセス
- 物理的な書類の必要性を削減
- 企業での本人確認を容易化
- 情報共有をコントロールすることで、プライバシーを保護
Queensland Government ID(QGovID)
QGovIDもしくはQueensland Government Account(QGA)と呼ばれるもので、メールアドレスとパスワードの登録で利用できる。
こちらは州政府のオンラインサービスにログインするためのアカウントで、QDIとはことなり、身分証明にはならない。
アクセスできるサービス
- Birth, Death and Marriages
- Business and Industry Portal
- Child Protection
- Department of Education
- Department of Environment and Science
- Department of Justice and Attornery-General
- Department of Natural Resources, Mines and Energy
- Department of Transport and Main Roads
- Queensland Police Service
- Queensland State Archives
- Queensland Treasury
QGovIDのメリット
- 無料で利用可能
- 簡単なアカウント作成
- 複数の政府サービスへのアクセス
結局どっちも必要になるのよ
上記の通り、どちらもそれぞれ用途とアクセスできるサービスが違うので、今後も様々な公共サービスのデジタル化が進むことを考えれば、結局のところどちらも持っている必要がある。
そんなわけで、今回の記事がまだデジタルライセンス登録してないけど、興味はあるんだよっていう人の役に立つといいよ。
QDIとデジタルライセンスについてのページは以下から:
https://www.qld.gov.au/transport/projects/digital-licence
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