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3.23.2018

飛び出す!?3D横断歩道で歩行者の安全性は高まる…のか??

びっくり飛び出す★3Dペイントの横断歩道がケアンズに導入される予定


( ノ゚Д゚)ごきげんよう、ミウラです。
おいなりさんを4人で20個食べるに当たって、おいなりさん大好きなミウラ的に一人当たり5個は足りねぇんじゃねーか!?とおかずをちょいちょい足したら、なんだかんだ3個で限界に達してしまいました。きっと原因は芋煮。

さて世間はQLD沿岸に向かって進行を続けるノーラさんの話題で盛り上がってますが、まあケアンズにはまだ直接関係ないので、ローカルな話題をお届けしましょう。

うっかりぶつかったら車を傷物にしそうな感じの3Dの横断歩道の導入を決定

もし近いうちにケアンズで車を運転する予定があるなら、路上のヘンテコな障害物に注意したほうがいいかもしれない。

巨大なブロック、しかも何かちょっと地面から浮いてるように見えるそいつはいつでも愛車のコモドールを傷物にできそうだ。

とはいえ全ては目の錯覚。どうやらケアンズはオーストラリア初となる、ドライバーを混乱させて速度を落とさせる”浮かぶ”横断歩道を生み出す地域になりそうだ。

今週水曜日、ケアンズ市議会は$30,000の税金を投入し、旅行者たちの拠点である市内中心部のホテルやショッピングセンタービルの外に、3Dの横断歩道をペイントする契約を締結させたとCairns Postが報じた。

しかし数人の議員らはこのプロジェクトにかかる費用について疑問を呈し、ただの”アート作品の展示”ではと非難轟々の模様。

アーティストによる立体的横断歩道のイメージ・ピアショッピングセンター前
このコンセプトは元々インドの首都New Delhiに始まり、アイデアはのちにアイスランドを含むヨーロッパの一部地域へと広まったものだという。

昨年、アイスランドの環境長官であるRalf Tryllaさんが、国の北西にある田舎町の横断歩道を一新した。

導入に必要なすべての許可を警察や交通局からもらうのに、たったの2週間程度しかかからなかったという。

ケアンズ市議会によるレポートにもまさにこのアイスランドの事例が引き合いに出されている。

「アイスランドにある漁村の役員たちは、歩行者が宙に浮く白いブロックの上を歩いているかのように見える立体的な横断歩道をつい最近導入した。
この視覚的な錯覚の狙いは、横断歩道が道を塞いでいるかのように思わせることによってスピードを落とさせ、ドライバー達の振る舞いを変えていくことにある。」
歩行者から見てみれば、見慣れた平面の白いシマシマに、ただ黒やグレーのブロックがひっついてるようにしか見えない。

しかし接近する車の方からすると、この黒やグレーの影によって単なるだまし絵というだけではなく、歩行者やサイクリストが橋を渡っているような錯覚をもたらす。

上から見下ろしてみると(明らかにおかしな光景だが)、横断歩道がそびえ立つ礎石に変わったようでより一層印象的だ。


「住民たちはこの横断歩道が単なる人目を引くアートワークとしてだけではなく、住宅街で実際に歩行者の安全を守るためのものとして機能するようになることを願っている。」
とはいえ、この革新的な横断歩道もいいことばかりではない。歩行者たちが横断歩道のど真ん中で集合写真をとっている間にも、ドライバーがこのだまし絵に過剰反応し、急ブレーキを踏んで後続の車と衝突事故を招くこともあるかもしれない。

また、本来の意図とは真逆に”3Dアートワークに気を取られることによる脇見運転や、その上を横断している歩行者に対する注意がおろそかになってしまう可能性”もある。

議員の一人は、この横断歩道は$30,000もの出費をするに相応しいものなのか、交通に混乱を招くのではないかと疑問を呈した。

「果たしてこれは芸術作品の展示なのか、コミュニティーの安全のためなのか?」と彼は聞く。「別に発展的な技術という訳でもない、ただのエッシャーのだまし絵じゃないか。」
とはいうものの、一人を除いた全議員の賛成によって可決されということで、そのうちケアンズを走るドライバーたちは、道のど真ん中に現れる頑丈そうなブロックに驚かされることになるかもしれない。



ニュージーランドのダニディンという街では2017年、この3Dコンセプトから更に一歩進んで、2つの根本的に違うデザインを導入した。

一つは通常のシマシマをベースにした立体ブロックだが、足を生やすことによって横断歩道が横断してるように見せている。

またもう一つは道を横切る急流の中に、歩行者用の踏み石が描かれたもの。このデザインは住民たちに抽象的すぎてドライバーはこれが横断歩道だと思わないんじゃないかという不安を与えてしまった、とOtago Daily Timesが報じた。
一方シドニーでは2013年度のマルディ・グラの開催を祝うため、LGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックス)の住民が多いことで有名なダーリンハーストの大通り、オクスフォードストリートの横断歩道がLGBTIの象徴的カラーである虹色に塗り替えられた。

旅行客が群がるほどの絶大な人気スポットとなったことで、この鮮やかなストリートアートをそのまま残して欲しいという要望も上がった程だ。州政府は翌年のマルディ・グラで再び塗り直した。

ケアンズ市議会はこの3D横断歩道に6ヶ月の試験期間を設けて、実際に機能するのかどうかの検証を行う予定だ。

Cairns to introduce mind-boggling three-dimensional pedestrian crossing - news.com.au
ちなみにソース記事であるCairns Postの方では、同じ記事が購読メンバーオンリーの記事となっているよー。

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